年月を重ねるごとに、木目がなじんで経年変化を楽しめる「無垢材」。
その美しい見た目や、歩いたときの心地よい感触から無垢材のフローリングを使用する方が多いのではないでしょうか。
ここでは「キヌカ」という商品を使用したお手入れ方法をご紹介致します。
今回は傷が目立ってしまった床のお手入れを行います。
その1…木の種類や塗りの方法により色や仕上がりが異なるため、必ず同じ材の目立たないところで試し塗りを行って下さい。
その2…お手入れする木部表面のゴミやチリを取り除き、しっかり乾燥させて下さい。
その3…見切り部分にテーピングを行います。
その4…今回は傷が深くついてしまっているので、まず120番のペーパーをかけます(推奨は240番以上です)
その5…傷とその周りをならすようにペーパーがけを行います。
その6…ある程度傷の周りが平らになったら、きれいにゴミを取ります。
その7…続いて240番のペーパーをかけます。
その8…傷やその周辺の表面がきれいになるようにしっかりかけます。
その9…ある程度傷とその周辺が平らになったら、きれいにゴミを取り除き、固く絞った雑巾などで拭き上げます。
ペーパーがけを行った後の画像がこちら↓
※雑巾がけを行った場合はしっかり乾燥させて下さい。
その10…乾燥後、キヌカをウエスに染み込ませ木部に摩り込むように伸ばしてください。
その11…水気がついた場合、放置するとシミの原因となりますので、すぐに拭き取って下さい。
その12…2~4時間しっかりと乾燥させて下さい。
※乾いた後でも塗った表面に紙やダンボール等の浸透性のあるものを置くとキヌカのもどりがある素材があります。
その13…使用した用具は石鹸で水洗いして下さい。
お手入れした前と後の画像がこちら
どうでしょうか?かなり傷が目立たなくなっていると思います。
普段は木部表面が退色や汚れが目立ってきたら表面の汚れを除去し、キヌカでウェス磨きして下さい。
基本的には乾拭きや水拭きでほとんどの汚れは落ちることが多いそうです。
汚れの程度に合わせて使い分け、お手入れをしてみてくださいね。
1年に1度程度、キヌカを定期的に塗布することで独特の艶が増してきます。
無垢材のフローリングは裸足で歩くのが楽しくなる質感のよさと木目の美しさがあります。
定期的なお手入れをすることで、大好きな我が家により一層の愛着がわきますよ。